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手のふるえ
監修:横浜脳神経内科 丹羽直樹医師(日本神経学会専門医)
投稿日:2023年6月2日|最終更新日:2026年3月10日手のふるえの原因について説明します。
手のふるえの概要
医学的には振戦(しんせん)と呼ばれ、無意識の内に筋肉が収縮と弛緩を繰り返す状態です。特定の病気や状態に関連している事が多く、様々な原因が考えられます。
主な原因
本態性振戦
最も一般的な振戦の一つです。特に、動作中に手のふるえが出やすい特徴があります。高齢者に多く見られますが、若年層でも発症する事があります。
パーキンソン病
神経変性疾患で、手のふるえを生じる事があります。特に、安静時にふるえが見られる事が多いです。
詳しくは、パーキンソン病のページをご参照ください。
甲状腺機能亢進症
バセドウ病など甲状腺の異常が原因で、手のふるえを生じます。さらに、動悸や発汗などの症状が現れる事があります。
ストレスや不安
精神的なストレスや不安が原因で、自律神経が過剰に反応し、手のふるえが起きる事があります。
薬剤の副作用
一部の薬剤、精神安定剤や喘息の薬などが手のふるえを起こす事があります。
診断と治療
手のふるえの診断は、専門医による詳細な問診と神経学的検査を通じて行われます。また、必要に応じて血液検査やMRI検査が実施されます。治療方法は、原因に応じて異なりますが、薬物療法や生活習慣の改善が一般的です。
手のふるえについて、さらに詳しい説明をご参照ください。
生活への影響
手のふるえは、食事や書字などの動作に支障をきたす事があります。特に本態性振戦の場合、動作中にふるえが強くなるため、生活の質に影響を与える事になります。
アドバイス
手のふるえの原因には、様々な疾患が隠れている場合があります。そこで、ふるえ以外の症状がないかを確認し、専門医の診断を得てください。
横浜脳神経内科では、日本神経学会専門医・指導医が診療を行っています。心配な方は気軽にご相談ください。
参考
- 日本神経学会:ふるえ、かってに手足や体が動いてしまう
- 日本神経学会:パーキンソン病診療ガイドライン2018
- 難病情報センター:パーキンソン病
- 日本神経治療学会 標準的神経治療:本態性振戦
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【資格】
日本神経学会神経内科専門医・指導医
日本頭痛学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医
日本内科学会認定内科医
身体障害者福祉法指定医
(肢体不自由、平衡機能障害、音声機能・言語機能障害、そしゃく機能障害、膀胱直腸機能障害)
【略歴】
1988年3月 千葉大学医学部卒業
1989年10月 松戸市立病院 救急部
1994年10月 七沢リハビリテーション病院
2002年4月 沼津市立病院 神経内科
2002年11月 長池脳神経内科開設
2012年11月 横浜脳神経内科開設
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本記事は最新の医学情報をもとに2026年3月10日に更新されています。
この記事は横浜脳神経内科医師が書いています。



