咳で頭痛が起きる原因には、以下のような事が考えられます。
一次性咳嗽性頭痛
咳によって引き起こされる頭痛の一つに「一次性咳嗽性頭痛」があります。これは、咳をすることで脳内の圧力が変化し、頭痛が生じる現象です。
通常、咳をした際に突発的に現れ、数分以内に収まる事が多いです。この頭痛は、特に咳が続く場合に頻繁に見られます。
副鼻腔炎
副鼻腔炎も咳と頭痛の原因となる事があります。炎症による神経の圧迫により、頭痛を引き起こします。そして、この場合、鼻づまりや顔面の痛みも伴う事が一般的です。
アレルギー
アレルギー反応も咳と頭痛を引き起こす要因となります。特に、花粉症やハウスダストアレルギーなどがある場合、咳が出ると同時に頭痛が生じる事があります。
アレルギー自体が片頭痛を悪化させる場合もあります。
対策
咳で頭痛が起きる原因の対策としては、以下の方法が有効です。
適切な水分補給
水分をしっかりと摂る事で、喉の乾燥を防ぎ、咳を軽減する事ができます。
医療機関の受診
咳が長引く場合や、頭痛が頻繁に起こる場合は、専門医の診察を受ける事が重要です。特に、咳が続く原因が他の病気が原因である可能性があるため、適切な診断と治療が必要です。
受診すべき診療科
咳と頭痛がある場合、受診する診療科についても考慮が必要です。咳が続く場合は呼吸器内科、また、頭痛が主な症状であれば脳神経内科や頭痛外来を受診する事が適切です。
横浜脳神経内科での実際の症例を提示します。
参考
(文責:理事長 丹羽 直樹)